阿部力

阿部力

阿部 力(あべ つよし、1982年2月13日 – )は、日本・中国で活動する中国系日本人俳優。

中国人の父と中日ハーフの母親のもとに中国黒竜江省で生れる。祖母が日本人のクオーター。日本に帰化する以前の名前は、李冬冬(リー・ドンドン / Lǐ Dōngdōng)。中国語圏での芸名は、李振冬(リー ジェンドン / Lǐ Zhèndōng)。ホリプロ所属。 ニックネームは冬冬(ドンドン / Dōngdōng)(日本でのニックネームはトントン)。

身長175cm、体重63kg。靴のサイズは、27.5cm。血液型A型。趣味は、ムエタイ、トレーニング、自転車、旅行、カメラ。日本語、中国語(北京語)を話すことができる。

略歴

1991年、9歳で日本に移住し、その後日本に帰化。祖母が日本人で、阿部姓だったため、阿部姓で帰化。

2000年、18歳で北京電影学院にて1年研修。2002年9月、台湾の辰星演繹經濟有限公司に所属。2005年8月、中国語圏での芸名を、李振冬とする。

2005年10月、TBS系ドラマ『花より男子』でF4の美作あきら役で出演。

2009年4月26日、中国人女優の史可(シー・クー)と結婚したことを所属事務所を通じてファックスで発表した。

主な出演作品

花より男子(テレビドラマ)

  • 花より男子 – 第1シリーズ。2005年10月21日から12月16日までで放映。全9話。最終回は22:00 – 23:09の拡大版。秋クールNo.1ヒットとなり、また平均視聴率も2005年放送全ドラマの中で4位を記録した。
  • 花より男子2(リターンズ) – 第2シリーズ。2007年1月5日から3月16日まで放映。全11話。続編を望む視聴者の要望に答える形で制作された。初回は21:00 – 23:09、最終回は22:00 – 23:09の拡大版。

いずれもTBS系金曜ドラマ枠(金曜日22:00 – 22:54)で放映。2008年6月28日には、『花より男子F(ファイナル)』として映画化もされた。

第2シリーズでは番組ホームページで見たい原作のエピソードを募るなど視聴者参加型となった。10月下旬より撮影が始まり、11月下旬にはNYロケを敢行した。12月6日の記者会見では、松本潤、松田翔太、阿部力の日本チーム、井上真央、小栗旬のNYチームに分かれ、同局初の日本=NY間の衛星同時中継による会見が行われた。

花より男子F(映画)

花より男子F』(はなよりだんごファイナル)のタイトルで2008年6月28日公 開された。TBS系列で放送されたドラマシリーズの続編。内容は、TVシリーズ『花より男子2(リターンズ)』最終話の卒業プロムの4年後。結婚を控えた つくしと司が、ある大事件に巻き込まれるというもの。映画版はドラマと違い、原作漫画のエピソードを使わず、サスペンスの要素が加えられた完全オリジナル 脚本を採用。撮影は2008年1月にクランクイン、同3月下旬クランクアップした。海外ロケは、香港・ラスベガスなどで行われ、前売り券は24万枚を突破。興行初日の2008年6月28日、29日の2日間で観客動員80万5350人、興行収入10億579万8910円を達成した。これは当時のTBS製作映画では史上最高の出足である。最終的な興行収入は77億5千万円で、これは外国映画も含めて2008年の日本の興行収入ランキングでは『崖の上のポニョ』に次ぐ2位だった。また、全日本空輸(ANA)がスポンサーについたことで、同映画の一部が使われたANA国際線のテレビCM「週末香港」などが製作され連日放送されるとともに、国際線の機内アミューズメントで同映画が放映されている。

完成披露試写会は同年6月23日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われ、25万通以上の応募から抽選で選ばれた6000人が招待された。井上とF4の面々が舞台挨拶をした。その後発売されたDVDBOXは、初回限定生産版で40万台分の予約、販売となった。

司のプロポーズから4年。つくしが英徳学園を卒業した後の話。今まで2人の交際に猛反対していた司の母・楓からつくしへ、推定100億円ともいわれるティ アラ“ビーナスの微笑”が婚約の証として贈られる。ところがその夜、つくしと司の目の前でティアラが何者かによって奪われてしまう。つくしは「永遠の愛を 手にする」という伝説を持つ“ビーナスの微笑”を探し出すべく、ラスベカス・香港・そして無人島と世界中を駆け巡る。そして、F4はそれぞれの道を歩み始 めていた。

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大停電の夜に(映画)

大停電の夜に』(だいていでんのよるに)は2005年の日本映画。第18回東京国際映画祭特別招待作品。

東京でクリスマスに大停電が発生したという設定で様々な人間模様を描く。本作品の監督・源孝志は2003年8月14日にニューヨークで発生した大停電(2003年北アメリカ大停電)を扱ったドキュメンタリー『ニューヨーク大停電の夜に』(2003年、NHKハイビジョン)で構成を務め、その後、大停電をテーマとして新たに制作された映画が本作である。

12月24日、クリスマス・イヴ。かつての恋人を待つバーのオーナー、愛人に呼び出されホテルへと向かう男、手術を目前に控え生きることに迷いを感じる少 女、それぞれのクリスマスが始まろうとしているその時、街から光が消える。暗闇に沈む東京で一夜限りの物語が動き出す。やがて、晋一のバーにキャンドルが 灯され、そこに様々な人々が集まる。

ワイルド7(映画)

2011年12月21日に全国公開。監督は『海猿』シリーズの羽住英一郎。主演は『一命』の瑛太ほか。北九州でのロケでは実際に市街地を封鎖し行われ、高速道路は建設途中の道路を使用している。

全国292スクリーンで公開され、2011年12月24、25日の公開初週週末の土日2日間は興収8,744万6,200円、動員6万4,348人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第10位となった。

  • 飛葉が使用する拳銃は原作とは別の銃にすることを提案をされたものの、原作者である望月の強い希望によってコルト・ウッズマンを使用することとなった。また同銃のプロップガンは絶版となったウッズマンのモデルガンを元にし、大口径化とレイルシステムなどのカスタムを施した映画オリジナルモデルである。
  • ワイルド7メンバー達を演じる役者は丸山隆平以外の全員が撮影前に自動二輪の大型免許を取得しており、丸山も映画撮影に伴い大型免許を取得した。
  • 映画版を元にコミカライズした漫画版が制作されている。
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