哀川翔

哀川翔

哀川 翔(あいかわ しょう、1961年5月24日 – )は、日本の俳優、タレント、歌手。

人物

身長 178cm 趣味は釣り、ゴルフ、昆虫採集(カブトムシ)。車好きで、映画『SS エスエス』出演の際、三菱・スタリオン4WDラリーを見た時「鳥肌が立った」とコメント(後に、ラリージャパン2007開会式に映画宣伝を兼ねゲスト出演)。またラリー出場ドキュメント撮影のため、国際C級ライセンス(レース除外)を取得、映画『SS』に登場したフォード・フィエスタSTでラリージャパン2008にプライベータ応募で出走。DAY2でリタイアしたものの、スーパーラリー規定によりペナルティ加算を受け復帰し、その後は走り切った。同じくドキュメント撮影の為、2009年の第87回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場、細かく競技・車種・排気量がクラス分けされている事で知られる同大会の「オープンクラス(市販車改造クラス)」にて5位(全7台。2台リタイヤ)。この時はコ・ドライバーに、ドライビングコーチ役のプロラリードライバー、奴田原文雄が急遽搭乗する事になった。

血液型はAB型。

妻(元女優・青地公美)とは六本木のカラオケ屋「弐壱」にて武蔵丸光洋の昇進パーティーに参加した際に出会った。青地はその日、矢沢永吉の妻とパーティーに来ていた。

来歴

徳島県徳島市生まれ。海上自衛隊の航空幹部だった父親の転勤に伴い山口県岩国市、栃木県宇都宮市、千葉県館山市を転々。哀川が5歳の時、父親が訓練中に事故死。当時母親は臨月だったため、代わりに哀川が父親の亡骸と対面、遺体を確認したという。この後、母の実家・鹿児島県鹿屋市に転居しその後は鹿屋市で育った。鹿屋市立鹿屋小学校、鹿屋市立第一鹿屋中学校、鹿児島県立高山高等学校、東京工学院専門学校卒業。なお本籍地は生まれて今日までずっと祖父が住んでいた東京都に置いているという。

専門学校在学中、雑誌『ポップティーン』の創刊時にアルバイトのライターとして飛鳥新社に出入りするようになる。

路上パフォーマンス集団「劇男一世風靡」に所属し、『前略、道の上より』で「一世風靡セピア」メンバーとしてレコードデビュー。1986年には『青の情景』でソロデビューを果たす。

1988年、同郷の先輩である長渕剛から出演依頼を直々に受けたテレビドラマ『とんぼ』(TBS)に出演。1990年にはその存在感と演技力を高橋伴明に見込まれ、Vシネマ『ネオ・チンピラ・鉄砲玉ぴゅ~』、映画『獅子王たちの夏』の主役に抜擢される。

1995年には「あいかわ翔」名義で監督デビュー。助演男優として『棒の哀しみ』や『うなぎ』といった作品にも出演し、テレビドラマやテレビコマーシャルへの出演機会が増え始める。2004年に出演した映画『ゼブラーマン』で主演作品100本の快挙を成し遂げる。

竹内力と共に「Vシネマの帝王」と呼ばれる。

翌2005年の日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞。

近年は、内村光良との共演をきっかけにバラエティ番組にも出演。

2010年6月4日(ムシの日)に孫が誕生した。

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受賞歴

  • 第8回 日本映画プロフェッショナル大賞 最優秀主演男優賞(1998年)
  • 第1回 DVシネマ大賞 最優秀主演男優賞(2002年)
  • 第13回 日本映画批評家大賞 ベストパーソナリティ賞(2004年)
  • 第17回 日本メガネベストドレッサー賞 サングラス部門 (2004年)
  • ベストファーザー賞2004(2004年)
  • 第28回 日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(2005年)

出演作品

とんぼ (テレビドラマ)

とんぼ』は、1988年10月7日から同年11月25日まで、TBSで放送されていたテレビドラマである。放送時間は、毎週金曜21:00 – 21:54(JST、第1回のみ、21:00 – 22:24)。全8回。長渕剛の5作目の主演連続テレビドラマ作品。第7回向田邦子賞受賞作品。

後に本作の続編として、1997年にフジテレビで『英二ふたたび』がスペシャル番組として放映され、また1999年には映画『英二』が公開された。

本作で実質俳優初挑戦となった哀川翔は、以降本格的に俳優業に乗り出すことになった。

ヤクザを題材としたドラマであり、過激な暴力シーンなどゴールデンタイムにはそぐわない内容だったが、当時長渕剛が人気絶頂だったこともあり、平均約18%と高視聴率を記録した。

しゃぼん玉 (テレビドラマ)

しゃぼん玉』(しゃぼんだま)はフジテレビ系列で1991年10月10日 – 12月19日に木曜劇場枠で放送されたテレビドラマ。平均視聴率21.1%

新宿を愛し、西新宿に診療所を構える一匹狼の医師、ポー。サブ、ヤス、ジョージやヤマさんとともにバカやって暮らすが、そこに西新宿再開発計画が持ち上がり、地上げの魔の手が忍び寄る。

DEAD OR ALIVE 犯罪者(映画)

DEAD OR ALIVE 犯罪者』(デッドオアアライブはんざいしゃ)は1999年に三池崇史監督、哀川翔、竹内力、主演で制作された日本映画。刑事と中国残留孤児3世との戦いを描いたバイオレンス・アクション。衝撃的なラストシーンで話題になった。R-15指定。歌舞伎町で一般人をも巻き込む中国マフィアとヤクザの抗争が発生。そして現金輸送車が謎の組織に襲撃され、金を強奪されるという事件も発生する。二つの事 件に何か共通するものを感じた刑事、城島は徹底的に捜査を始める。やがて捜査線上に一人の男が浮かび上がってきた。中国残留孤児3世の龍である。ある日、 城島の部下、井上が龍のグループと銃撃戦の末、龍の弟を射殺して殉職。復讐心に燃える龍は自分らを追う城島の妻と娘を本人の目の前で自動車ごと爆破し、殺 してしまう。家族を失った城島もまた、復讐に奔走する。彼は警察を辞め、龍たちの元へ自ら向かってゆくのだった。城島と龍の死闘はありとあらゆる全てを覆 して驚天動地の結末を迎えることになる。

デコトラの鷲(映画)

デコトラの鷲』(でことらのしゅう)は、哀川翔主演・香月秀之監督による日本映画シリーズ。

哀川翔による平成版『トラック野郎』とでも言うべき作品で、哀川が演じる、義理人情に厚いトラック運転手・飛田鷲一郎が毎回美女(マドンナ役の女優)に一目ぼれし、困っているその女性を助けるために奮闘するが、最後は失恋に終わるというのがお決まりのパターン。

修羅がゆく(オリジナルビデオ)

修羅がゆく』(しゅらがゆく)は、「漫画ゴラク」(日本文芸社)に掲載された川辺優原作・山口正人作画の漫画作品、および同作を原作として制作されたオリジナルビデオ。東映ビデオ・KnacK(現:ICHI)製作。

映像作品は毎回、他府県のヤクザを巻き込んで2人の主役が戦うというのが定番テイストになっている。

関西を拠点にして、西日本最大の勢力を誇る広域暴力団「光和会」。そこの最高幹部の1人を務める岸田率いる岸田組には、非常に有望な組員が2人いた。1人 は国立大学卒業という異色の経歴を持ちインテリで今までのヤクザには見られないやり方で組を近代化し頭角をあらわした伊能、そしてもう1人は持ち前の男気 と度胸と決断力で自らの道を切り開いてきた本郷であった。この2人は水と油の如く考え方が違っていたものの、お互いの長所を認め合い、義兄弟のような関係 であった。そんな中、ある日岸田が病気で倒れ、余命いくばくもない状況に陥った。当然、岸田組の後継者問題が注目され、その知的な戦略に定評のある伊能が 岸田組の後継者として本命視されていた。しかし、当の岸田本人は後継者に本郷を指名する。このことに激怒した伊能は自らが岸田組組長となるべく、病の床に ふせっていた岸田を殺害し、その罪を本郷に着せる。これにより、本郷組は壊滅し、本郷は光和会から破門され、そして光和会から命を狙われるようになる。か くして、本郷の長きに渡る壮絶な戦いの日々が幕を開けたのであった。

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